動画制作ブログ

自治体のイベント収録・動画制作に携わりました。

イベントの撮影・編集に携わりました

以前に、夏祭りイベントのプロモーション動画の撮影・編集に携わった地区の自治体より再度撮影依頼を受けました。

いつもありがとうございます。

 

今回のイベントは駅を活用した「鉄道まつり」というイベントで、毎年行われている行事です。

年々スケールアップし、今や駅前の商店街を車両通行止めにして行っている行事になりました。

通行止めエリアではミニ列車が走っており、お子さんから大人まで楽しめるアトラクションになっています。

ミニ新幹線が走るレール。なんと無料で乗車でき、お子さんたちは大喜びでした。

今回の撮影機材は機動性重視の"テッパン"装備

今回撮影に使用した機材はステージ収録もあったので悩んだのですがあえて定点カメラは使わず、一眼のみでの撮影にしました。

カメラは安定のα7iv。

ジンバルはDJI RSC2です。


今回のレンズはSONY20mmF1.8Gレンズを使用しています。

今回の撮影機材

なぜ動画撮影で20mm…??

ジンバルとはいえ多少ブレるので、カメラ本体のアクティブ手振れ補正を入れるとおよそ1.2倍クロップされてしまいます。

更にα7ivでは、4K60fpsでの動画撮影時は1.5倍にクロップされ、ブリージング補正を入れると1.1倍画角がクロップされます。

これだけでもう1.8倍もクロップされる計算になるんですよね。

実質36mmになってしまうので動画撮影時は結構このレンズを多用することが多いです。

ちなみに、DJI RSC2にSIGMA Art 85mmを積むと、動かなくはないですがモーターにかなり負荷がかかっているように思えます。

ここぞっていうときにしか使用していませんが、ポートレートでは恐ろしいほど結果を出してくれる良いレンズです。

失敗は許されない。だからこそのメディア選び

近年、動画も高画質になってきているので4Kでの撮影は当たり前になってきました。

今までは4K画質で8bitというのが主流でしたが、今や10bit時代。

色深度(色情報)が8bitの1677万色に対して、10bitではなんと107374になります。

これ、カラーグレーディングする人なら分かりますが、色当てする際に諧調表現が豊かになるのでクオリティが全く話にならないくらい変わります。

当然データ量も莫大な容量になります。

以前撮影した夏祭りではなんと120GBものデータ量でした。

そしてなんと言っても莫大なデータのやりとりを行うのでRecできていない等のトラブルは致命的になります。

4K10bitでの撮影はデータ量も凄まじく、メディアには相当負荷がかかるので、値段は高いですが私は動画用にCF Express Type Aを使用しています。

このカードを使用して今のところ書き込みが追い付かずに止まったことはありません。

ちなみにα7ivはメディアスロットが2つあり、スロット2には写真撮影用にSDXCカードを入れて動画と写真と記録先を振り分けて撮影しています。

写真撮影もRAWで撮影することがほとんどなので、大容量かつ高速度のものを使用しています。

特にこだわりが無く、仕事として使用しないのであれば下記のSDカードでも問題ありませんよ。

現に私もホール撮影で業務用のサブカメを回す際はこのメディアを使用しています。

撮影スタート!

せっかく駅を拠点にした地域イベントなので、いきなり祭りの動画からだとストーリー性が無くなるので、駅から撮影スタートです。

ちょうど列車が来るタイミングでホームに行き撮影を開始しましたが、見慣れないカラーリングの電車が。

どうやら、えちごトキめき鉄道株式会社さんと田島ルーフィング株式会社さんがコラボレーションしているラッピングトレインだそうです。

これはラッキー。

一時的に200mmレンズに換え、ホームから撮影

ラッピングが完璧すぎます

毎度のことながら母ちゃんをモデルとして指示通りに動いてもらいます。

停車中の電車からホームに降りるシーンから始まり、ホームを歩くシーン、会場までの道のりを時系列形式に撮影していきます。

こうすることで動画の内容が「イベントだけ」から「実際に電車に乗って来て楽しむイベント」へと変化します。

ちなみにギャラは発生していません。母ちゃんありがとう。

母ちゃんちょっと緊張気味…?

このイベントは、えちごトキめき鉄道株式会社さんの全面協力のもと成り立っています。

車掌さんも駅の魅力をお伝えするために1日訪れたお客様に施設の案内をしていました。

 

イベントが行われた駅は二本木駅と呼ばれるのですが、実はここ、日本では数少ないスイッチバックの駅として知られています。

駅が出来た当時は傾斜があるが故に車両が上ることができず、結果として一回通り過ぎてバックをする仕組みになったそうです。

下り方面の電車に乗ったのに上り方面へ電車が出発し、焦る人もいるとかいないとか…笑

両ホームの車両が同じ方向に発進するので、びっくりします笑

ホームでの撮影は無事に終わり、ホッと一安心。

隣は工場なのですが、スイッチバックの駅として看板製作などの地域貢献も行っているそうです。

他にも当時は汽車が工場内に出入りしていたようで、駅正面には実際に使われていた車輪も寄贈され展示されていました。

肝心の電車ですが、1時間に1本くらいしか来ないので、タイミングを逃すと次の撮影までが非常に辛いです笑

幸先好調で母ちゃんは喜んでいました。(実際は違います)

母ちゃん童心に還る。

イベントは出店も多く、多くのお客様で賑わっていました!

駅正面では出店やパフォーマンスショーも行われていたりと、小さなお子さんから大人まで多くの人で賑わっていました。

普段はあまり人が来ないそうですが、こうしたイベントをきっかけに訪れる人が多いと地域活性化にも繋がっていいですね。

撮影自体はお客様に都度許可取りしていたのですが、ブログを書くことは言っていないので、残念ながら写真は載せられません笑

地元商店街の出店はもちろん、自治体の協力団体の方々も郷土料理などを振舞っていました。

下記写真はイベント開始前の写真です。テントの数も多いですね。

イベント開始前の会場。出店数が多かったです。

他にも楽器演奏グループによるライブや、お子さんたちのチアダンス、近隣高校生によるダンスパフォーマンスなど、会場は盛り上がっていました。

秋晴れとはかけ離れた真夏日で無事に収録を乗り切れました。

時期は9月で涼しくなる時期なのに、この日はほぼ猛暑…笑

さすがに5時間通しで色々動き回って撮影をしていたので疲れましたが、地元の方々が優しくて常に声をかけてくれますし、この地域は人情味が溢れる地域で私は好きですね。

あまりの暑さにダウン寸前で熱い汁物を勧められたときはちょっとさすがに丁重にお断りさせていただきましたが…笑

 

きっちりマスク焼けをして無事に収録を終えたのでした。

疲れ切った父ちゃんを母ちゃんが激写

「スイッチバックのある駅・二本木駅」のマップ

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